八王子 手打ちそば「いっこう」(2)北海道産牡丹が旨い
- 2013/11/27
- 18:33
八王子の御陵までの道の銀杏が黄色くなる、欅がオレンジ色になり、ぱらぱらと風に舞い散る11月下旬に、住宅地にある秘密の隠れ家の蕎麦屋「いっこう」に訪問した。
駐車場スペースはわずかに2台で軽自動車しか止められない狭さだ。さりとて、駅から歩いてくるのも容易ではない距離で、タクシーを使うか少し離れたコインパークから歩くのがよさそうだ。
「いっこう」は「大人の隠れ家」的店で、数年前まで写真・住所お断りで、知る人ぞ知る店だった。
2人掛けの小さなテーブルが2つ、6人掛けの大テーブルが1つ。計10名ほどの小さな店だ。おすすめの蕎麦は3種楽しめる「3種盛り蕎麦」だ。常連さんは表の「本日の蕎麦」で産地を見て注文するそうだ。
家内は私のおすすめの「三種盛り1000円」を注文し、私はかき揚げ天せいろ1200円+大盛り250円」にして、レンコンのきんぴらを食べながら蕎麦を待った。
左は手挽きの北海道牡丹、中はせいろ北海道キタワセ、右は黒姫の信濃一号。それぞれの色が違っていることがカメラからでもわかる。それ以上に香りや味が大きな違いがあって、食べ比べが非常に楽しい。
特に今日の北海道産牡丹のうまさは特筆だ。北海道産というと味が力強くはっきりしているような印象を持っていたが、この手挽きの蕎麦の口当たりの柔らかさはどこから来たのだろうか。きっとご主人の蕎麦への探求心が生んだものなのだろう。
さて、私のせいろ大盛りとかき揚げだ。ど~んと山にになっている。食べても食べても減らない。250gくらいあるだろう。さっさと食べていかないと伸びてしまいそうだ。
いっこうの汁は江戸蕎麦のものと比べると甘みが強い。
濃さほどほどだ。こういう蕎麦はわさびをつけて、下のほう三分の一を汁に浸して、手繰る。こうすると蕎麦の甘み、汁の旨さ、わさびの揮発性を別々に味わいながら、最後に口の中で一緒になる。
かき揚げせいろは、2種類ある。普通のかき揚げと野菜かき揚げだ。
せいろとセットにすると値段差が200円なので、圧倒的に普通のかき揚げにすることをおすすめする。
旨い蕎麦を腹いっぱい食べた。
野菜の甘みが生きているかき揚げのタワーを食べた。
たった1450円で大満足だ。
蕎麦湯を飲みながら、奥様と話すのも楽しい。常連さんと奥様が話しているのを聞くのも楽しい。
そういうところは
今でも大人の隠れ家的な蕎麦屋なんだな。
2013年11月24日の訪問
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1329/A132904/13095153/
以前の訪問の記事:http://himeraruzemi.blog.ocn.ne.jp/tama/2013/04/post_7abb.html
つれづれ蕎麦:http://chibiyukarin.blog4.fc2.com/blog-entry-2564.html
たまはち日記:http://tabehachi.blog24.fc2.com/blog-entry-238.html
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