水戸市 手打ち蕎麦「一久」ざるそば(番外編)
- 2008/08/14
- 07:39
水戸市在住の蕎麦好きの友人が、私を案内してくれたお店は、松本町の「みかわ」でした。夏 8月の暑い日です。常陸秋蕎麦の甘味・香りを楽しみました。うどんや丼ものもあって、地域の人気のお店でした。 でも せっかく 水戸に来たのだから もう一軒 いってみよう。 彼が選んだのは、河和田町の「一久(いっきゅう)」です。
石臼挽き自家製粉 手打ち蕎麦 「一久」
地元に住む友人の運転です。水戸にいるときの 彼の運転は荒いです 。だいたい水戸のドライバーは、全体的に昔から運転が荒いです。 そういう私も 水戸の自動車教習場で免許をもらった一人です。 友人は 細い小道を走りますから、場所がどこにあるのか 位置関係がわかりません。後で地図を見たら、岩間街道を河和田幼稚園で茨城町方面に曲がり、セブンイレブンと50号線の河和田町南の交差点の間にありました。
入店した時間は 12日、午後1時過ぎです。先客は1名のみです。木造で天井が高く、時間が緩やかに過ぎている空間のような気がしました。メニューを見ますと 「あっ、つけけんちんがある。でも海草はない。」 海草そばは水戸付近の定番メニューですし、けんちんも必ずあるようです。しかし今日は2軒目です。「ざるそば750円」にすぐ決まりました。
料理が出てくる前に、水戸の蕎麦屋の話をします。地元の友人は 主に 「みかわ」と「一久」に来るそうです。1番人気は「みかわ」だそうです。「一久」は 上品=量が少ない と いう感想だそうです。
確かに 130gくらいしかなくて、もりが 750円では 地方都市の水戸では、高いといわれても仕方が無いのでしょう。
ところが、常陸秋蕎麦、今の時期でも甘み・香りが漂って来ます。蕎麦はやはり 気持ち太め。 冷水で〆られた蕎麦は、歯にあたると伸びてプツンと切れます。パスタでいえばアルデンテです。 蕎麦自体がおいしいのに、この伸びはどこから来るんでしょうか?
汁は 強烈に出汁が利いた濃くて辛い。「一久」は典型的な 江戸蕎麦です。
それぞれが 美味しいのですが つけて食べると 更に おいしい。蕎麦に汁が絡んで、口の中で甘みと辛味が混ざり合い、なんとも言えず うまい!蕎麦を手繰る食べ方は出来ないが、この食感と甘辛 複雑な味覚のハーモニー。最高です! 蕎麦がうまいから どのように食べてもおいしいです。細かく擂られてねっとりとした山葵を蕎麦に塗って食べます。これが うまいです。 テーブルにある塩をかけてみます。 これまた うまいです。
値段は安くない。でも、これは 名物の領域です。脱帽しました。
電話029-251-3955 水戸市河和田町877
11:30-14:30、17:30-19:30(予約優先、売り切れごめん)
金曜定休、月夜休み
P・S 昨日、今日と4軒の蕎麦屋を訪問しました。赤塚の「つつじ庵」、松ヶ丘の「そばの実」、松本町の「みかわ」、そして 「一久」です。いづれの 蕎麦屋も特徴があるおいしいお蕎麦屋でした。水戸の蕎麦屋の懐は 深そうです。今度来た時は けんちんと海草、奥久慈しゃもを中心に食べてみたいと思いました。
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