多摩市聖蹟桜ヶ丘「神谷」で日曜ランチ

小寒を過ぎて、毎日底冷えする冷たさが東京を追って覆っている。
雪国からは被害の報道が届けられ
東京はコロナ騒ぎである。
コロナは怖いが、生活のため買物に出かけなくてはならない。
日常品の全てをネット通販に頼ることはできない。

あまりにも寒いので、実家の母にNウォームの毛布を届けるつもりだ。
電気敷き毛布も去年買ったものがボロボロになったので欲しいとも言われた。
早速手配して、ベッドにセットした。
90歳が見えてきた母は、会うたびに衰えてきている。
お互いの住居の状態を考えると同居することは難しい。
私が泊まりに行く日もそう遠くないだろう。
さて、昼食の時間だ。
日頃外に出ていない家内をどこに連れて行こうか。
 
神谷が良かろう。
神谷は精肉店が経営している洋食レストランだ。
店内はいつもより混んでいない。
コロナの自粛の影響だろうか。
 
私が選んだのは「近江牛鉄板焼き定食」だ。
近江牛といえばブランド牛で
さしが入った柔らかい肉と知っている。
出てきたお盆の上の鉄板には
肉と玉ねぎがすき焼き風のタレで焼かれた料理が乗っている。
肉は切り落としだ。硬さや筋が気になるので
肩などの部位の端の部分だろうか。
 
神谷はご飯が美味しい。
たれの味が食欲を刺激して、すぐに食べきってしまった。
ただ、この料理で肉を食べたという気分は残らなかった。
家内が食べているハンバーグの方が美味しそうだ。
 
写真ではハンバーグが小さく見えるが、
実は厚みがあり、ナイフを入れるとじゅわっとスープが出てくる。
豚肉の比率が高く私の好みからは遠いが
洋食屋大好きの家内はお気に入りだ。
ソースが濃くないことが特徴である。野菜の優しい味がする。
最近は濃いソースで食べさせる料理店が目立つ傾向があるが、
普通のソースのなんと食べやすく優しいことか。
 
神谷はアイテムの幅が広い。
老若男女、どの層の好みにも合わせられる。
家族全員の外食にちょうど良い。
ただ、二階の店に行く手段は階段しかないので
足が弱った老人は無理だ。それだけが残念。

2021年１月１０日　日曜日

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