熊谷手打蕎麦 「蕎麦藍」 （そばあい） （番外編）

　先日、食べたら　非常においしくて、熊谷にきたら必ず再訪しようとしたお店です。蕎麦藍（そばあい）は熊谷の郊外にあるお店です。

今日は　大学の大先輩をご案内しました。実はお昼は2軒目です（笑）　1軒目は北本市の「阿き津」で　感動的な「つけ鴨」を食べてきました。お腹はそうとう膨れていますが、折角北関東に来たのだから、ぜひ、蕎麦藍を紹介したい！　また、大先輩は自分でもそばを打つ人です。僕がおいしいと思ったお蕎麦屋さんが、果たして本当においしいのか、試して欲しい。

　僕のお腹は　いっぱいですから、軽くせいろを食べようと思っていました。大先輩は？？？　なにやら　2種変わりで柚子きりを食べたいといっています。せいろは150ｇですが　2種変わりは100ｇ×2種です。しかも　今日の「藍」を興味深く見ています。では　1つだけ「藍」を頼みましょう。それと　2種変わりを2つにしましょう。

　「藍」　自家製手作り豆腐と生の桜海老です。自家製豆腐は　2つに分けて持ってきてくださいました。それと　おからです

　自家製豆腐を食べていた大先輩が「うまい！うまい！」を連発します。確かに甘い、柔らかい　。でも　僕の目には　桜海老に興味深々です。こんな山奥（失礼）で　どうして桜海老なのか？しかも、見ただけで鮮度の良さが分かります。1口　醤油で味わいます。　この醤油は強く、たまりのような癖があります。桜海老は身がプリとしていて程よいねっとりさと甘さを感じます。どうして？静岡の飲み屋で食べた味です。今度は　何も付けないで食べます。「これがうまい！海老の臭みが全く無い！」　どうして　こんなに　うまい桜海老があるの？

　蕎麦に移ります。最初は　栃木の真岡の十割蕎麦です。そのまま食べてもうまいですが、ここの汁は　馬鹿にうまくて、麺とのバランスが最高なことを知っています。汁の味が変わっていたと思っていたので、お尋ねしました。「砂糖をつかっていないのです。酢を少し入れています」　「また、秩父とは水が違いますので味を調えるのが大変です」　納得しました。お若いのにすばらしい！！！　ちょうど食べ終わる頃、変わり蕎麦です。黄色の柚子です。二八で打っているそうです。　大先輩の顔が緩みます。

どうして、桜海老ですか？　「家内が静岡出身で　知り合いがいいものを取れたときだけ　送ってくれるのです」

なるほど、食事の後に出していただいた煎茶が大変おいしい。静岡なんですね。

「藍」は　秩父のこいけさんで修業したお店です。　まだ行ったことがない「こいけ」に絶対に行きたくなりました。弟子がこれだけのものを出しているんですから、すごく期待しています。若いお二人にエールをおくりたくなりました　「フレー！ソ・バ・ア・イ！」

ＰＳ・　おかみさんのブログをご紹介します。営業時間・営業形態はこちらで確認してください。

  http://www.ans.co.jp/u/ai/index.html

蕎麦藍　熊谷市中奈良1896-4　　電話　[phone]

東京で食べるなら　同じこいけで修業した「菊谷」に行ってみてください。と紹介されました。http://www17.ocn.ne.jp/~sobakiku/prof.html