北茨城 大津港 松野屋(番外編) 明日を信じて-3
- 2011/06/05
- 11:40
テレビでは大きく報道されていませんでしたが、
震源地からはるかに遠い北茨城にも津波の被害がありました。
学生時代の友人と3月11日以来、何日も連絡が取れなくなっていました。
北茨城も道路、電気、水道、が復旧したと聞き、友人と電話連絡がつき、無事を確認することができました。20年ぶりの再会をするため、常磐高速を使い、北茨城に行きました。
約束の時間より少し早くついたので、大津港を回ります。
道路は波打ち、岸壁は海の中にのめりこみ、建物は半壊状態です。復旧の見込みは立っていません。
「あれでも、ずいぶんかたずけたんだよ。海から 何もないところだから、津波でずいぶんやられた。」
国道6号線沿いにある「松野屋」は 大きなお魚屋さんです。魚屋というよりは「みやげ屋」といったほうが良いでしょう。
「茨城産のこうなごから基準を上回る放射能が見つかりました」
茨城産の魚は、どの魚種も もう売れません。
第一、大津港があの状態では、魚は上がってきません。
6号線の一般の人の交通量はめっきり減りました。
「お店の売り上げは 去年の半分くらいですか?」
「とんでもねぇーっぺ。半分以下」
答える販売員の顔が下を向きます。
大きな大きなトロほっけは1枚500円、2枚で800円です。赤かれいの一夜干しは8枚500円からです。地震前にとった「こうなご」は、スーパーで売っている量の4倍入って200円です。
お土産に干物を沢山買いました。
「明日を信じて、元気! 北茨城」
しかし、震源地からこんなに離れている北茨城もこの有様です。
岩手まで 海沿いを北上すれば どんなにひどいことが起こっているか、想像するに難くありません。
管さんの不信任で空転する国会、なんとかならぬものでしょうか。
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