水戸市 和菓子「井熊総本家」 (番外編) 明日を信じて-1
- 2011/06/05
- 09:14
明日を信じて 元気!茨城
2011年6月4日(土曜日)
3月11日の震災以来初めて水戸を訪問しました。水戸は 私が青春時代に数年住んだ懐かしい場所です。
テレビでは東北の痛ましい情況が毎日報道されていますが、水戸はどうなっているのでしょうか。友人の話では、ブルーシートをかぶった家が沢山あると聞いていました。
常磐道を水戸インターで、一般道に下りました。赤塚付近から 一般家庭の屋根に青いものが見えました。かわらが落ちてしまっています。ビルは外壁が取れて、補修のための足場が組まれています。
水戸市街地に入っても同じ景色が続きます。南町のもとダイエー(今はカスミ)のビルは外壁が割れていました。これでは 古くからある小さな木造の店は駄目だろう。
重い日本瓦がある土蔵のような店構え。
井熊総本家の建物は 頑張っていました。
井熊総本家は水戸を代表する和菓子屋の1つです。特に白餡を紫蘇の葉でくるんだ「水戸の梅」は上品な味で、我家の大好物です。
「水戸の梅」「のし梅」「吉原殿中」は、ほとんどの和菓子屋、みやげ物屋で扱っています。お店ごと、メーカーごとに味が違うので、いろいろ、試してみるのが面白いです。
さて、試食をして、買い物をします。
やっぱり 井熊総本店の「水戸の梅」は 美味しいです。上品な白餡を梅酢で漬け込まれた紫蘇の葉が不思議なバランスです。この辺りが、老舗の秘伝なのでしょう。
私の実家に、嫁の実家に、私の家用にかって行きます。
「吉原殿中」や「のし梅」も 5個組くらいの小さい袋入りが用意されているので、買いやすいです。ドライブインで探すより、選択の幅が広がります。
でも ドライブインにある「納豆」は ここでは買えません(当たり前)
水戸駅から大工町まで西に向かっていく商店街は、この20~30年の間に、すっかり寂れてきました。
訪問するたびに、お店が無くなっていきます。
今回の地震で、さらに その落ち方に加速が付きそうな危惧を感じたのは、私だけでしょうか。
もう、手を打たなければならない最後のタイミングではありませんか。民間だけでは難しそうです。行政の手腕が待たれます。
井熊総本家のHP:http://www7.ocn.ne.jp/~ikuma/
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